Macを無線LANポイントにする方法

2009年12月04日 22:08 | イワモト

iPhoneを家で使うとき、3G回線では表示が遅いと感じることはありませんか? でもだからといって、接続する機器が少ないとLANは有線で十分。わざわざ無線LANルーターを買うのはちょっと……。そこで、Macを無線LANルーターにすることにしました。


方法は「システム環境設定」の「共有」パネルで「インターネット共有」をオンにして、ネットワークの設定をするだけです。


さっそく、手順を追ってみましょう。

(1) 「システム環境設定」の「共有」パネルを開き、サービスの一覧から「インターネット共有」を選択。「共有する接続経路」では、自分のMacをインターネットにつなげている回線種別(Ethernetなど)を選びます。続いて、「相手のコンピュータが使用するポート」欄で「AirMac」にチェック。これが、iPhone(相手)が利用する接続手段のことです。




(2) 「AirMacオプション」ボタンをクリックして、ネットワーク名(iPhoneから見えるアクセスポイント名)とパスワードを設定します。チャンネルは「自動」のままでいいと思いますが、プライベートな無線LANを誰にでも利用できる状態にするのは危険です。「暗号化(WEPを使用)」にチェックを入れて、パスワードを入力しないとアクセスできないように設定しておきましょう。


(3) 「OK」ボタンを押して「AirMacオプション」を終了したら、いよいよ共有の開始。サービス一覧の「インターネット共有」にチェックを入れるとダイアログが表示されるので、そこで「開始」ボタンを選びます。これで「インターネット共有」が動作し、「共有」パネルの表示も「入」になります。





(4) インターネット共有の状態は、メニューバーのアイコンでもわかります。アイコンをクリックすると、グレーの文字で「インターネット共有:入」と表示されているでしょう。


(5) 次に、iPhoneの設定です。「設定」→「Wi-Fi」をタップして「Wi-Fi」をオンにし、「ワイヤレスネットワークを選択」に候補として現れる「ネットワーク名」(先ほど設定した名前)を選びます。

1201iwa-10.png


(6) パスワードを入れる画面になるので、同様に先ほど設定したパスワードを入力。完了したら「Join」をタップしましょう。

1201iwa-11.PNG


(7) これで「設定」→「Wi-Fi」に設定したネットワーク名が選択され、Macを無線LANルーターとして利用できるようになったはずです。早速SafariやMailなど、インターネットを利用するアプリケーションで確認してみましょう。

1201iwa-12.PNG


友達に伝えたらやってみたいと言われたので、またこちらのブログで紹介しました。

おまけ:

ところで、今回はiPhoneとMacの通信なので省略しましたが、アップル製品以外のパソコンやPDA、ゲーム機などから無線LANルーター化したMacを利用するにはもう少し複雑な設定が必要です。IPアドレスを自動発行するDHCP機能を他社製品からは利用できないため、無線LANネットワーク内を固定IPで構築しなくてはなりません。

具体的には、「システム環境設定」の「ネットワーク」パネルを開いて「AirMac」の「詳細」設定画面を表示させます。そこにある「TCP/IP」タブで「IPv4アドレス」を「10.0.2.1」、「サブネットマスク」を「255.255.255.0」、「ルーター」を「10.0.2.1」に設定し、さらに「DNS」タブの一覧で「+」を押して「10.0.2.1」を登録。また(2)で設定するパスワードでは、「WEPキーの長さ」を「40ビット(互換性重視)」で5文字、「128ビット」で13文字ピッタリにしておかなくてはなりません。

そして、無線LANルーター化したMacにアクセスする端末では、DHCPを利用したIPアドレスの自動取得ではなく、IPアドレスを「10.0.2.x」(xは2〜254の重複しない数値)、サブネットマスクを「255.255.255.0」、ゲートウェイを「10.0.2.1」と手動で指定し、DNS設定も自動ではなくプライマリーDNSとして「10.0.2.1」(セカンダリーDNSは不要)と入力しておきます。