Siberius 7第2回:SibeliusとFinaleの「転調」処理を比較

2013年06月18日 18:00 |  | 特別企画

第2回でも、「Finale」を比較対象に「Sibelius」をレポートしていきます。
どちらのアプリも、音符の入力や音部記号、楽語、調号などの挿入といった楽譜浄書に必要な機能は同じです。しかしながら、Finaleは細かい設定ができるものの、項目数が多くやや複雑な印象。一方のSibeliusは細かい設定はできないが、シンプルで直感的に各種アイテムを挿入できるという印象を受けました。どちらが使いやすいかは個人によって違うでしょうから一概に言い切れませんが、どのように違うかを解説します。今回は「任意の小節から転調する」という処理を例に見てみます。

まずFinaleですが、サイドパネルから「調号」アイコンをクリックし、調号の入力状態にしてから転調する小節をダブルクリックで選択。「調合」ウィンドウの項目を入力して「OK」ボタンをクリックすると、選択した小節に新しい調号が挿入されます(図1)。転調先の調号はもちろん、その転調が及ぶ範囲や、既存の音符を移調するかどうかなど細かな設定が可能です。

(図1)

一方のSibeliusでは、2つの操作方法があります。まず、転調する範囲を選択してから「記譜」タブ」の「調号」をクリックし、任意の調を選ぶ方法。なおこの方法では、選択した範囲のみが転調します。もうひとつは、先に調号を選択してから、転調させたい最初の小節を選択するやり方です。この方法では、再度転調の操作をするまで指定した調号が続きます。Finaleのように細かい設定項目はなく、調の選択のみというシンプルな仕様です(図2)。

(図2)

今回は調号の適用を例に挙げましたが、Sibeliusでは音部記号や調号、テキストなどさまざまなアイテムを直感的な操作で簡単に挿入できます。

(東京都/前田 拓)


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Sibelius